徳永商店社長ののブログ

lifework

2011年11月

間伐材 間伐作業について

先日、熊本県人吉市にある山林を見学する機会がありました。
訪れた山は、県外の林業家の方が育林(管理)している見事な山でした。

最近は、環境や資源問題がマスメディアでクローズアップされることも多くなり、
一般の方も間伐材に対する関心が高まっています。

そこで、間伐作業の風景と間伐された山(適切に管理された山)の写真を少しご紹介します。

(注)
間伐とは、植林して15-20年位経過した木を間引きすることで、残された木の健全な成長を促すことです。間伐をすることで、木が成長しやすい環境を作るのです。

間伐する為の作業道。間伐した木材を搬出すための道です。伐採する現場の斜面に作って行きます。
間伐する為の作業道

間伐作業(この現場では3人体制で作業を行っています。)
間伐する立木を選びチェーンソーで切り倒す人、倒した木材を枝打ち、採材をする人
採材した木材を搬出する人 それぞれが役割分担をしながら作業を行います。
間伐作業

間伐された山 木と木の間に空間ができています。光が差し込む美しい森になります。
土壌の栄養を吸収して、立木も真っ直ぐに伸びて行きます。
間伐された山 

間伐された山 

葉枯らし間伐
山頂側に向けて木を切り倒し、枝葉をつけた状態で3ヶ月程度その状態にしておきます。
そうすることで、枝葉から水分が蒸発し、木材の乾燥が進むと同時の木肌もきれいになります。
葉枯らし間伐

鹿による被害
野生の鹿が根元付近の皮を食べてた跡です。無惨な姿になっています。
木の生長を阻害し、木材の商品価値を下げてしまいます。
被害防止のために、林地への侵入防止ネットを張ったり、植林した木材一本ごとにネットを巻いたりしています。
鹿が根元付近の皮を食べた跡 

間伐材(桧・枝打ち材)住宅用柱に製材されます。
間伐された桧

参考資料

林野庁     間伐とは? 
森林林業学習館 間伐と環境保全 

投稿日時:2011.11.19(土) 11:20:55|投稿者:tokunaga

日向市駅舎

先日、日向での会議に出席するため、電車に乗って日向市へ向かいました。
降り立ったのは2008年に新設された日向市駅舎。

駅舎は日向市の街を東西に分断していた線路を高架する事業に際して、新しく立て替えられました。大断面集成材(木材の板を接着して張り合わせた大径の材)を駅舎の構造に採用した美しい作りです。

木材の暖かさ、鉄の力強さ、そしてコンクリートの重厚感がバランスよく調和されているシンプルなデザインです。見る度に "無駄のない美しさ" に感心してしまいます。

 設計は内藤廣建築設計事務所、構造は川口衛構造設計事務所です。

日向市駅舎

日向市駅舎
(上記2枚写真 wikipediaより) 

 日向市駅舎

日向市駅舎

日向駅前広場(ステージ)
日向市駅舎 駅前広場ステージ 

投稿日時:2011.11.01(火) 17:02:14|投稿者:tokunaga