モックル処理の耐久性

2006年に竣工した宮崎市大淀川にかかる天満橋。
その橋の袂に設置されている木製ベンチと木製パーゴラ。

天満橋 モックル処理

竣工から約6年の年月を経ているにも関わらず、木材の形状変化(劣化)はほとんど見られません。

天満橋 木製パーゴラ・木製ベンチ

それは、木材に酸化亜鉛含浸処理(モックル処理)を施しているからなのです。
外から見た感じは、色がついていないので、白木(無処理)の様に見えますが、
実際は防腐・防蟻処理をしているのです。

通常、杉材を外構用(エクステリア)として使用する場合は、防腐処理をした上に、
表面塗装を施します。そして数年おきに再塗装をしながら耐用年数を伸ばしていきます。
しかし、途中でメインテナンスを怠ると、杉の表面から著しく劣化が始まることになります。

ところがどうでしょう。
下の写真のように、モックル処理された材は6年が経過しているにも関わらず、
メインテンスフリーの状態で、このような鮮度を保っています。
モックル処理の防腐防蟻性能が非常に高いことを証明しています。

天満橋 木製パーゴラ・木製ベンチ

天満橋 木製パーゴラ・木製ベンチ

モックル処理された宮崎杉のベンチ。6年経過しているにも関わらずこの状態を保っています。

天満橋 木製パーゴラ・木製ベンチ

全国各地の公共施設で使われているモックル処理を施した木材。
この物件のように、年を経ることで、モックル処理の高耐久性が証明されています。
安心、安全、高耐久のモックル処理をお使いになってみてはいかがでしょうか。

投稿日時:2012.02.01(Wed) 17:04:42|投稿者:tokunaga