徳永商店社長ののブログ

lifework

2010年09月

日本人としてのプライド

これは白洲次郎の比較的晩年の話である。

たまたま彼が、理事長をしていた軽井沢ゴルフ倶楽部のベランダで休んでいた時、
一人の若者があたふたと駆け込んできて、
「これから田中がプレイしますのでよろしく」と挨拶した。

だいたい事情を察した次郎は、
「田中という名前は犬の糞ほどたくさんあるが、何処の田中だ」
「総理の田中です」その秘書らしき青年が著しく気分を害した面持ちで応えると、
「それは会員なのか」とかぶせての質問が出た。

その頃は財界人も小粒になって「総理」と聞くとお辞儀をしてしまう程度の
人物が多かったから、日頃とはいささか違う趣きに青年はひるんで、
「いえ、会員ではありませんが総理です」
「ここはね、会員のためのゴルフ場だ。そうでないなら帰りなさい」
そう言うと白洲さんはそっぽを向いてしまったという。

そこには敗戦直後、占領軍総司令部を相手に一歩も退かなかった白洲次郎がいた。

後日、いい話を聞いたと思って白洲さんに事の真偽を確かめると、
「そんな失礼なことは言わないよ。ただ訳を話して帰ってもらっただけだ」
との答えであった。

(辻井 喬 談)

白洲次郎


菅内閣総理大臣 殿 
仙谷官房長官 殿

今回の尖閣諸島の領有権問題において、
日本国民を代表するリーダーが適切な判断を下せないことに、
憤りを覚えると同時に大変失望させられました。

今、国民が求めているのは、目先の損得で動くことではなく、
原理原則(人間として正しいこと、道理に合っているか)
に基づいて判断し、行動できる人物なのです。

私たちが安心して住める国作りを託せるリーダーは
この国にはいないのでしょうか?

投稿日時:2010.09.25(土) 22:53:16|投稿者:tokunaga

The Wood Solution Company


ー The Wood Solution Company ー


私は、ある思いを込めて社名にこのサブタイトルをつけました。

お客様が木材に関する情報を得たいけれど、
誰に相談したらよいのかわからない。
また身近に、相談する相手がいない。

そんな時に、気軽に訊ねていただけるような
存在になりたいとの思いからです。

一口に木材といっても、国内・国外に数多くの種類があります。
使われる分野・用途に応じて、木材の特徴・性質を理解して、
『適材適所』に木材を使用することが大切です。

木材は非常に奥が深い分野ですので、
すべてにおいて網羅することはできませんが、
お客様のお困りごとを少しでも解決できるように努めて
参りたいと考えています。

そして、弊社が ”木材の水先案内人” として
社会から認められた時に、「社会へ貢献する企業」ですと
私たちは胸を張って言えるのかもしれません。

投稿日時:2010.09.25(土) 17:30:27|投稿者:tokunaga

香りを味わう

先日訪れたあるショットバーでは、
シングルモルトウイスキーをワイングラスに注いで出してくれました。

ワイングラスに注ぐことで、芳醇な香りをグラスの中に綴じ込め、
ウイスキーが持つ香りと味を鮮明に味わうことができるとのことです。

ウイスキーグラスとワイングラス。。。入れる器の違いで、
お酒の印象がこれほどまでに変わるとは。。。

実際に経験することで、「器の形」が持つ意味を改めて知らされました。
そして、飲ませ上手な店員(笑)のウンチクに耳を傾けながら、
数種類のモルトウイスキーを楽しみました。

最後の1杯に選んだのが、
私の生まれ年に近い1965年のマッカラン。

ヴィンテージをいただくのは初めてでしたので、
貴重な経験になりました。

マッカラン

(白洲次郎が愛飲したマッカラン)

 

投稿日時:2010.09.22(水) 21:43:00|投稿者:tokunaga

夕暮れ時

最近、ブログ用の写真を撮影するために、
外出する時にデジカメを持ち歩く機会が増えました。

そこでいままでにと撮った夕暮れ時の写真を掲載します。
ありふれた構図ですが、個人的には気に入っています。

因に使用しているカメラはRICOH R8という小型のデジカメです。
小型の割にはきれいな絵がとれるので、重宝しています。

フーデリーの駐車場にて
(フーデリー赤江店の駐車場にて)
シーガイアへ向かう一ツ葉道路
(シーガイアへと向かう道路)
海浜エントランスプラザ公園
(国際海浜エントランスプラザ)
会社にて
 (会社にて)

投稿日時:2010.09.21(火) 21:21:00|投稿者:tokunaga

ミニチュアピンシャー

今回は仕事とは関係ないの話題です。

下の写真は私の親戚が飼っているドイツ原産の ミニチュアピンシャーという犬種です。

元々はネズミ駆除を目的に生み出された小型犬で、とても利発で、機敏に
走り回ります。散歩(運動)の友として、時々拝借しています。

従順で愛嬌をふりまく、ピンシャーの写真をご覧下さい。
うちの子ではないのに、完全に親ばかです (笑)

ミニチュア・ピンシャー

宮崎市 一ツ葉ビーチを散歩中

ミニチュア・ピンシャー

凛とした顔立ちで、若々しさが感じられます。(2年前)

ミニチュア ピンシュアー

ところどころに白髪が見られるようになりました。穏やかでやさしい表情に変化しています。(現在)

ミニチュア ピンシュアー

ミニチュア ピンシュアー

おやすみのポーズです。

犬の寿命は10年ちょっとです。人間の寿命に換算すると
犬は1年で7歳 年を取ることになります(ドッグイヤー)。

ドッグイヤーといえば、
最近の私の生活も1日が走馬灯のように過ぎ去り、
気がつけば瞬く間に1年経ってしまっています。

私の記憶力がだんだんと低下していることと、
世の中の変化のスピードが早くなっていることが、
相乗的に、私の時間の流れを早めている気がします。

情報化社会に暮らす私たちの生活も、だんだんとドッグイヤー
の時間軸になりつつあるのかも知れません。

ミニチュアピンシャー 

投稿日時:2010.09.17(金) 21:46:00|投稿者:tokunaga

海外からのご注文

HPをご覧いただいたアメリカのお客さまからご注文をいただきました。

発送方法、決済の点でご依頼に対応できない部分がありましたので、
今回は日本国内での受け渡しとさせていただきました。

お客さまのリクエストに応えられなかった点につきましては、
今後検討したいと思っています。

それにしても、海外からのご注文には格別の嬉しさがあります。
私たちが作った製品が、太平洋を渡るわけですから。
海外での活躍の場を与えたいただいたことに感謝しています。 

本当にありがとうございました。 

投稿日時:2010.09.09(木) 18:33:45|投稿者:tokunaga

新しき計画の成就

新しき計画の成就は只不屈不撓の一心にあり。
さらばひたむきに、只想え、気高く、強く、一筋に。


(中村天風)

数年にわたり企画・開発している木製ミニハウスブランド「Think Cabin」

ようやく正式発売の段階まで漕ぎ着けることができました。
現在製作中のHPが完成すれば、詳細をみなさまにお伝えすることができます。
もうひと頑張りです。

新しい製品の開発から販売。そして製品のブランド化。
私たちは、高い志をもって、高品質、高機能、高耐久の製品を
世界にお届けしたいと考えています。

投稿日時:2010.09.09(木) 17:58:23|投稿者:tokunaga

二つのリンゴ その1ー Apple Computer ー

世界中の人々のライフスタイルに大きな影響与えた、
リンゴをトレードマークとする会社と言えば、

先ず最初に思い浮かぶのが、Apple Computer(現 Apple Inc.)で、
次がビートルズが設立したApple Corps社(アップルコア)ではないでしょうか
(特に50ー60年代生まれの人にとって、アップルの設立会見は衝撃的な出来事だったはず)。
両社に共通するのが、世の中が驚くような革新的な製品(音楽やコンピューターなど)を次々と生み出してきたということです。
リンゴマークが作り出す製品に魅了された私が両社についての思い出を少し話したいと思います。

先ずはApple Computerについて。

写真のスノーホワイト色の四角い箱は、
Apple社製の Macintosh SE/30というパソコンです。

Macintosh SE/30

これは、私が東京で会社勤めしていた1991年に購入したもので、私にとって初めてのパソコンであると同時に最初に触れたApple製品でした。

90年頃のパソコン(またはオフコン)と言えば、IBMやNECが一般的で、マニュアルと睨めっこしながら、キーボードを操作しているような時代だったと記憶しています。誰もが気軽にパソコンを使いこなす(コミュニケートする)環境はありませんでした。

そして、パソコンがオフィスユース(事務所に1台)からパーソナルユース(個人に1台)へと移行し始めた時に登場したのが、Macintoshでした。シンプルでコンパクトなそのフォルムは、一目見ただけで魅了するデザインでした。また、誰もが感嘆したのが、Mac OS GUI (graphical user interface マウスとアイコンでパソコンを操作する)の使い勝手の良さで、キーボードにコマンド(指令)を打ち込まずに、ポインターをマウスで動かして、画面上で指令ができるのは、とても斬新、革新的なものでした。

私みたいなコンピューターの門外漢にとっては、まさにうってつけのパソコンでした。
デザイン、質感、操作性に魅了された私は、以来現在に至まで20年に渡ってAppleの製品を使い続けることになりました。

私が使用してきた機種の変遷は初代のMacintosh SE/30に始まり PowerBook5400c , PowerBook G3 , PowerBook G4 , iMac ,そして MacBook Proと続いています。
因に最初に購入したSE/30は50万円くらいしました。付属しているソフトはワード、表計算、DRAWなどで、今のパソコンの性能と比較するととても費用に見合うだけのものはありませんでしたが、それでも、当時のパソコンとしては画期的な性能でした。

Apple社の浮沈の歴史を見つづけながら、Appleを使い続けている私とAppleの関係は、竹馬の友と言っても過言ではないでしょう。20年の長きに渡り、1社の製品だけを使い続けているのは、他の製品ではありませんから。

Apple社のスティーブ ジョブスCEOは、 会社設立以来、独自の美学に基づいた(しかしながらユーザーライク視点での)製品を作り続けたからこそ、他社とのクオリティーの違いを求めるファンに愛され続けられているのではないでしょうか。もの作りにおいては、このこだわりが重要な差別化につながります。

そして、21世紀はインターネットの時代であると早くから気づいていたジョブスは、いち早くネットを軸としたビジネスモデルの構築に成功しました。それが凋落していたアップルの業績を奇跡的な復活へと導きました。

さらにはアップルの最近の株価の時価総額が、マイクロソフト社の時価総額を抜いたというニュースには驚くばかりです。

それは物つくりに対して貪欲であり続けたジョブスの「執念」が結実した瞬間だったのかもしれません。

つづく

投稿日時:2010.09.06(月) 22:42:34|投稿者:tokunaga

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