ホーチミン滞在記4(現地通貨 VDN)

今回の旅は、あまりお金を使う予定はありませんでしたので、

 USD 200と日本円を少し持って行きました。

ただ、市場や商店でちょっとした買い物をする時には、現地通貨のドンがあった方が

便利かと思い、1万円を市場近くの両替所でドン(Dong=VDN)に換えました。

そのときの両替所のレートでは、

10,000円 = 2,000,000 VDN  (50,000 VDN紙幣 x 40枚)でした。

200万ドン分の紙幣を渡されると、なんだかすごいお金持ちになった気分になります(笑)

なじみのない通貨だったので、レート換算に多少戸惑いましたが、

50,000 VDN = 250 円と考えると、かわりやすいですね。

では、現地の物価の目安をいくつか

1 私たちが訪れた工場の平均的な日給は     約 80,000 VDN = 400円

2 PHOのチェーン店で食べた フォー1杯    34,000 VDN   =   170円

 (ただし、このお店の価格はちょっと高めです。普通の店は100円以下でしょう)

3 現地のサラリーマン?が行くようなビアレストランで 結構飲食した時の代金が

                                                                 約 200,000 VDN  =  1,000円/1人 

4 サウナ付き 90分のマッサージ         140,000 VDN    =   700円

日本とベトナムの物価の比較は別としても、人件費の差の大きさについては考えるものがありました。

同業種の現地の会社が、従業員100人雇用した場合、人件費 約100万円/月。

これが、日本で同じ社員数を雇用すると  2000万円 ? 3000万円/月。

この差の違いは一体何を意味しているのでしょうか。

一人当たりの生産性の違い? 働く人の能力の違い? 労働に対する意識の違い? 

それぞれの国の物価の違い? それとも、それぞれの国の労働人口のバランスの問題でしょうか?

12万円の年収で、決して裕福とは言えない生活でも、人々の笑顔が絶えない国。

片や、その数十倍の所得があっても、将来に希望が持てず幸せを実感できない国。

この現実。

将来への夢と希望を持てる国と持てない国。

この差の意味を私なりに咀嚼し、今後の経営に活かして行きたいと考えています。

両替所にて

両替所

50,000 VDN紙幣

50,000 VDN 紙幣

つづく

投稿日時:2009.11.27(Fri) 07:47:33|投稿者:tokunaga