ダム式経営 2/3

答えは 任天堂(株です。

平成22年3月期決算は、

売上高 1兆4,343億円に対して、経常利益が 3,643億円

経常利益
はナント 25.4% 

連結社員数 4,394名 (2009年12月現在)で人数割すると、

一人当たりの売上高は   3億2,642万円
一人当たりの経常利益は    8,290万円

改めて任天堂の凄さが見てとれます。

次に 任天堂の貸借対照表(バランスシート)を見てみると、
盤石な(すぎる)財務基盤があることがわかります。

総資 1兆7,609億円 に対して、
純資産 1兆3,365億円
自己資本率 75.9%

文句のつけようがない数字ばかりです。

私が凄いと思ったのは、ここからで、
3−4年前だったでしょうか、任天堂の岩田  聡 社長
Nintendo Wii や DSが世界のゲーム市場を席巻している最中に、
自社の財務内容に対して、安心はしていない旨の発言をしていました。

今は、任天堂がゲーム業界でトップシェアを握っているが、
この状況がいつまで続くのか、どこにも保証はない。
ゲームの開発には多額の開発費用がいるので、
財務内容を厚くしておかないと、必要なときに、次の手が打てない。

業績が好調な時に、この危機意識が持てるか否かがたいへん重要なのです。

私は当分の間、任天堂の一人勝ちが続くと思っていたので、
岩田氏は用心深く先を読む社長だなと思った記憶が残っています。
あれから数年経った現在、岩田氏が予測した通りゲーム業界を取り巻く環境は
大きく変化しました。

携帯電話でゲームを楽しむ人が増えたり、
インターネットを通じたソフト配信の世界的な普及で、
パッケージソフトの販売量が低下しています。
数年でゲームを取り巻く環境は激変してしまいました。

つづく
 

投稿日時:2010.07.11(Sun) 13:06:24|投稿者:tokunaga