徳永商店社長ののブログ

lifework

雪国

東京 紀尾井町
東京 紀尾井町(会合が行われたホテルから見た街並 中央部の奥に見えるのがスカイタワー)

東京駅 新幹線ホーム
早朝の東京駅 東北新幹線プラットホームにて 

トンネルを抜けるとそこは雪国だった。(川端康成)
東北に向かう新幹線の車内で、ガラス越しに見える雪景色を眺めていると
このフレーズが頭に浮かんだ。

東北新幹線の車中
東北新幹線の車窓から

先週は会合 + 仕事で東京と東北に出張していました。
初日の会合を終え、翌日は東北への日帰り出張。
早起きするために10時に就寝したのですが、
空調の音が気になっていたせいか、深夜1時と3時の2回も目が覚めてしまいました。
睡眠不足のまま、5時過ぎにホテルをチェックアウトし地下鉄で東京駅へ。

日本列島を寒波が襲い、各地で雪がちらついている天候の中、果たして目的地まで
たどり着けるのか?一抹の不安を抱えながら、駅弁と新聞を買って新幹線に乗り込みました。

盛岡駅に到着後、レンタカーを借りて、東北道を北上し目的地に向かいました。
最初は大丈夫と思われた天候も、トンネルを通過(山越え)するごとに、
その景色はだんだんと変化して行きました。
目的地近くになると、空の色はどんよりと曇り、道路に積もる雪がだんだんと増えてきました。

高速道路は除雪されており、問題なく走れるのですが、一部で凍結している路面もあるようで、
走行中にスリップ事故を起こしている車両を見かけました。
南国で生活して雪に慣れていないので、いつもよりも注意深く運転することを心掛けました。

東北道
東北自動車道を北上中
東北道

東北道

雪国

雪国 

地元の人に話を伺うと、この地区は真冬になると1mくらいの積雪があり、雪が降った後は、
朝から屋根の雪下ろし、道路の雪かきをしてから仕事に入るとのことでした。
宮崎に暮らす私は、その心配も、苦労もなく生活できるということは、どんなに恵まれているの
か改めて考えさせられました。 


投稿日時:2010.12.21(Tue) 20:22:00|投稿者:tokunaga

新聞のコラム

今年もあと残り3週間になりました。走馬灯のように一日が過ぎて行きます。
さて、本日のたかじん「そこまで言って委員会」(TV番組)のテーマは、
今年の新聞各社の社説とコラムから大賞を選ぶというものでした。

そこで、私も購読している日本経済新聞のコラム「春秋」欄から特に印象に残った記事を
選んで紹介したいと思います。
私は印象に残った記事を切り取って、手帳に挟み、時々読み返すことにしています。
これは、今年切り取った5つのコラムの中の一つです。

日本経済新聞 『春秋』

松下幸之助さんの大番頭といえば、高橋荒太朗さんの名前が挙がる。
朝日乾電池という会社で経理の制度をつくった実績を見込まれて、
松下電器産業(現パナソニック)に転じた。が、「経営の神様」が買った点は
ほかにもあったろう。

需要が減り始めた商品から伸びている製品へ、生産を機敏に切り替えたことだ。
1929年、25歳で高橋さんが朝日乾電池の常務に抜てきされた時、主力商品はラジオ用電池。
だが技術革新でラジオに電池がいらなくなった。そこで需要増が見込める自転車ランプ用電池に
的を絞った。変化を読み会社を改造した。

経営改革を高橋さんが始めた29年は世界恐慌が起きた年だ。
不況が深刻なほど内向きになり、コスト削減でしのごうとしがち。
新しい収益源を生んだ高橋さんの手腕を松下幸之助さんは評価したに違いない。
リーマン・ショック後の不況から日本は抜け出せていない。成長の道筋を、
企業はつけているだろうか。

高橋さんは神戸の商店で働きながら簿記を学んだ。朝日乾電池の改革では工場に常駐して
従業員を指揮した。ラジオ用電池の生産が減っていく様子を工場で目にし、
製品を変える決意は強まったろう。現場には発見がある。もっと現場に出よ。
成長戦略を描ききれていない経営者に、そう呼びかけているようにみえる。

投稿日時:2010.12.12(Sun) 16:02:44|投稿者:tokunaga

Happy Xmas (War Is Over)

12月8日はジョン・レノンの命日です。
昨日の日経新聞のコラム「春秋」欄ではジョン・レノンを取り上げていました。
著者は定番のクリスマスソングの中から、
敢えて1曲「Happy Xmas (War Is Over)」を推薦してみたいと。

Happy Xmas (War Is Over)」(You Tube)は、ベトナム戦争の状況が泥沼化する中で、
1971年に発表されたジョン・レノンの名曲です。

あらゆる争いを止めて、人種、年齢、貧富に関係なく、
誰もがクリスマスを祝えるような世界を築こうと綴っています。

70年のビートルズの解散後、ヨーコとの反戦・平和活動、NY移住など、
ジョンを取り巻く環境が様々に変化する中、彼が悩み、深く考えたメッセージを
誰もがわかりやすい歌詞として曲にしています。
普遍的なメッセージが込められたこの曲は、発売から40年経った今でも、
世界中の人々に愛されつづけています。

John Lennon

Happy Christmas (War Is Over)

(Happy Christmas, Kyoko   Happy Christmas, Julian)*
So this is Christmas
And what have you done
Another year over
A new one just begun
And so this is Christmas
I hope you have fun
The near and the dear ones
The old and the young

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so happyChristmas (War is Over, if you want it)repeat with verse
For weak and for strong
The rich and the poor ones
The road is so long
So happy Christmas
For black and for white
For yellow and red ones
Let's stop all the fight

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear

And so this is Christmas (War is over, if you want it) repeat with verse
And what have we done
Another year over
And a new one just begun
And so this is Christmas
We hope you have fun
The near and the dear ones
The old and the young

A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear
War is over, if you want it
War is over now

Merry Christmas

JOHN & YOKO
(Photo Session in NY in 1980  撮影 篠山紀信)

Double Fantasy    Woman  (You Tube)

* Kyokoは洋子と前夫の娘の名前、 Julianはジョンと前妻Synthiaの息子の名前です。


John Lennon 

投稿日時:2010.12.08(Wed) 20:55:00|投稿者:tokunaga

台風過ぎ去りし湘南海岸

先週末は東京に出張してきました。
台風 14号の関東接近にともない、一部の公共交通機関に乱れが生じましたが、
大きなトラブルに遭うことなく スケジュールをこなすことができました。

夜は鵠沼の義理の兄宅に泊めていただき、今春竣工した家を見せていただきました。
設計は「幸田 章 建築設計所」さん 施行は「(株)安池業建設工業 」さんです。

住み手のライフスタイルを熟慮した設計と高いレベルの設計を実現するための施行力。
家の内外を見て行くと、両社がひとつひとつに丁寧な仕事をしているのがわかりました。
これこそがほんとうの家作りであると実感させられる仕上がりでした。

設計事務所の幸田章所長様、担当の田儀様
安池建設工業の現場監督の小林様 大変お世話になりました。
みなさまの努力のおかげで、とても質の高い住宅が完成しました。

今回の出来映えには、私も自分のことのように嬉しく思っています。
すばらしい人たちとの出会いに感謝!私も家を建てるときは、是非お願いしたいです。

鵠沼の家

屋上の月見台から江ノ島が見えます。夏の花火大会や冬の天体観測など、さまざまなシーンで
重宝しそうです。月見台でいただくビールの味は格別でしょう。

鵠沼の家

さて、翌朝は近くの湘南海岸まで散歩してきました。

この日は台風一過の波を求めたサーファーがあざらしの大群のように、
波間を埋め尽くしていました。これほどたくさんのサーファーを見るのは初めてです。
あいにく曇天の空だったのですが、湘南の心地よい海風を肌で感じることができました。
すれ違う人々の顔も皆やさしい表情をしていました。
海は人の心を解放し、やさしくしてくれる場所なのですね。

江ノ島 湘南海岸

江ノ島 湘南海岸

湘南海岸

湘南海岸


サーファー以外にも、散歩やジョギングを楽しんでいる幅広い年代の方を見かけました。
このような環境に暮らせたら最高でしょうね。 

投稿日時:2010.11.06(Sat) 21:11:00|投稿者:tokunaga

捨てる決断、アップルの教訓

今朝の日経新聞のコラムにアップル社に関する記事がありましたので、一部紹介させていただきます。日本経済新聞記事 「一目均衡」 (編集委員 西條郁夫氏)より

apple


捨てる決断、アップルの教訓

21世紀の最初の10年が過ぎつつあるが、この間最も輝いた企業はどこだろう。
独断と偏見で選ぶなら、経営危機の瀬戸際から「株式時価総額でIT(情報技術)企業の世界一」
にまで復活した米アップルの名を挙げたい。

十数年前のアップルは内紛や商品戦略の失敗が続き、お粗末の一言。
旗艦「マッキントッシュ」は昔からのファンを引き留めるのが精いっぱいで、
IT革命が生んだ新規のユーザーは競合のマイクロソフト陣営に持って行かれた。
今はやりの言葉を使えば、世界の大勢から孤立し、仲間内で盛り上がる
「ガラパゴス商品」の色彩が強かった。

創業メンバーだったスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が1997年に
アップルに復帰して真っ先に手掛けた仕事は何だったか、アップル全盛の今しか
しらない若い読者にとっては驚きだろう。
ライバルであり、旧知の仲でもあるマイクロソフトのビル・ゲイツ会長(当時)に、
二つのことを頼み込んだ。

一つは「ワード」などマイクロソフトの応用ソフトをアップル製品でも
動かせるように改良してほしいという依頼、もう一つは資金援助(出資)
だ。幸いこの二つの頼みをゲイツ氏は応諾し、アップルは幸うじて命脈をつないだ。

そこまで追いつめられたアップルが復活できた原動力は何か。
大きかったのは「捨てる決断」である。

同社は2001年に従来の基本ソフト(OS)に見切りをつけ、「OS X(テン)」
と呼ぶ新OSに切り替えた。
コンピューターの頭脳であるOSの全面刷新は半端なことではない。
OSがバージョンアップではなく新規のモノに切り替われば、
以前のOSに準拠した応用ソフトや使い手の熟練は水泡に帰す。
古くからのアップルファンには抵抗もあったが、ジョブス氏の決断で押し切った。

その理由は、多機能端末「iPad(アイパッド)」をいじってみれば、すぐ分かる。
iPadの使い勝手はパソコンというよりテレビに近い感覚で、電源を入れると
ほぼ同時に画面が立ち上がる。競合ソフトに比べて、アップルのOSが
それだけ「軽い」からだ。

旧OSにしがみついたままでは、アップルを支える商品競争力は生まれず、
今日の繁栄はなかっただろう。「捨てる決断」が功を奏したのである。

以下省略いたします。

下の写真は記念すべき最初の手作りパソコン APPLE 1
自分たちで設計した電子回路をベニアの箱に納め組みあげたもの。
アップルコンピュターの原点というべき製品です。
アップルが30数年後にiPad や iPodなどの製品を生み出す会社になろうとは、
誰も想像していませんでした。

apple1

編集委員の西條氏が綴っているように、
ジョブズ氏はコンピュータのソフトとハードの両方で、
大胆な取捨選択を行ってきました。
現在採用している製品に発展の余地を見いだせなくなった時、
現在の製品をはるかに凌ぐ有益な技術が開発された時、
どちらの技術が将来の可能性があるのかを即座に判断してきました。

例えば、パソコンの頭脳であるCPU(中央演算処理装置)をintel製に、
基本ソフト(OS)をunixベース(原型はnext step)の全く新しいものに
変更しました。
また、初代iMacからフロッピーディスクの標準装備を止め、
パソコンと周辺機器をつなぐケーブルに業界で初めてUSBを採用したりと
常に時代の先を見据えて、製品の開発を行ってきました。
アップルが先進性を重視するあまり、ユーザーは製品の互換性の問題に
何度鳴かされてきたことでしょうか(涙)

既存ユーザーの批判にも関わらず、ジョブズ氏は
パソコンの製品の未来の形を想像しながら、良いもの、必要と判断したものは
多少難があったとしても積極的に取り入れてきました。

試行錯誤、成功と失敗を繰り返しながら、
アップルは歴史上稀に見る復活を成し遂げることに成功しました。

次回はマックの長期ユーザーとしての視点でアップル復活劇について、
話してみたいと思います。

つづく

apple old logo mark

30数年前にデザインされた初期のアップルロゴマーク
6色のカラーが美しいです。
 

投稿日時:2010.10.28(Thu) 08:54:15|投稿者:tokunaga
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