徳永商店社長ののブログ

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南三陸町 救援物資(12日付け)

南三陸町は、現在も電気、ガス、水道等 生活の基本になるインフラが復旧していません。
津波によって破壊された町の状況から判断すると、復旧するまでにも相当時間がかかりそうです。

私が物資を届けた志津川 大森地区も同様で、住人はインフラ機能を失った中での不便な生活を
余儀なくされています。当日も各家庭から給水施設まで水汲みに来ていらっしゃいました。
毎日、重い水を運ぶ作業は大変だと思います。

また、水以外の食料から日用生活品の調達にも苦労されていることと思います。
下の「救援物資についてのお知らせ」は南三陸町のホームページから抜粋したものです。
支援物資を送ることを考えている方々のご参考になればと思います。


緊急情報

南三陸町 救援物資についてのお知らせ(南三陸町ホームページより)


日本および海外各地の方々から、毎日のように心のこもった救援物資をいただいており、心から感謝を申し上げます。
4月12日(火)現在における、救援物資の受け入れ状況については次のとおりです。

◆搬入時間 午前9時ころ?午後5時ころまで

◆不足している物資
[食料品]
・野菜・果物
・飲料水
・米(精米されたもので、無洗米だと助かります。)
・カレールー
・調味料(しょうゆ、みそ、砂糖、塩、だし、酢、マヨネーズ、ソース、ドレッシングなど)
・カップメン
・缶詰(おかずになるもの)
・レトルト食品(お惣菜、カレー、おかず類など)
・インスタントコーヒー(粉末のもの)
[生活用品]
・使い捨て食器(どんぶり、皿、紙コップ、箸など)
・調理用ビニール手袋(使い捨てタイプ)
・食器用洗剤
・清掃用具(室内、屋外、トイレ)
・トイレなどの害虫駆除薬品
・ごみ袋
・リュックサック
・ポンプ式の速乾性手指消毒剤
・事務用品(ノート、メモ帳、ボールペン、布テープ、ガムテープ、セロハンテープなど)
・ズボン(ジャージ、作業用ズボンなど)
・ラップ、アルミホイール
・ガスボンベ(カセットコンロ用)
・ゴム手袋
・介護用手袋(使い捨てタイプ)
・介護用エプロン(使い捨てタイプ)
・衣類のうち下着(男性用、女性用)
※特に、女性用のブラジャーが不足しています。また、着用する方への配慮として、新品に限らせていただきます。
・くつ、長ぐつ

◆物資の受け入れをご遠慮するもの(十分に補充されたもの)
・毛布
・衣類のうち上着(ジャンパー、トレーナー、Tシャツなど)
・カイロ
・マスク
・トイレットペーパー
・オムツ(子ども用、大人用)
・生理用品
・ランドセル

ベイサイドアリーナの搬入通路が狭いため、10トン車での搬入は、できるだけご遠慮ください。
(4トン車くらいだと助かります。)

*ベイサイドアリーナは町の仮役場を設けている場所です。 

投稿日時:2011.04.14(Thu) 22:16:44|投稿者:tokunaga

南三陸町 志津川地区 2


南三陸町ホームページ


南三陸町観光協会ホームページ

人口17,666人(2月現在)が暮らすリアス式の美しい海と山に恵まれた宮城県 南三陸町。
ホームページを見ると、風光明媚な町の風景が見てとれます。

南三陸町

南三陸町

そして、下の写真は、4月9日に撮影した南三陸町の町の様子です。

想定を遥かに超えた巨大津波が町に大きな爪痕を残しています。
主な道路は、がれきの撤去が進み、車の通行が出来ますが、道端にはまだがれきが残っているので、タイヤのパンクには十分に気をつける必要があります。

南三陸町 志津川
志津川の内陸部まで、津波が到達しています。志津川湾から4−5kmの地点です。

南三陸町 志津川
海岸から3−4km入った地点です。
 南三陸町 志津川
奥に見える南三陸町合同庁舎も三階部分まで被災していました。
南三陸町 志津川

南三陸町 志津川

南三陸町 志津川
志津川湾の近くに位置している集合住宅。屋根まで津波が到達しています。
南三陸町 志津川
屋根の上にがれきの残骸がそのままの状態で。津波が屋根まで到達したことがわかります。

南三陸町 志津川
海面から15M - 20Mの高さの小高い丘にある住宅も津波の被害を受けています。
まさか住民もこの高さまで津波が襲ってくるとは、想像できなかったことでしょう。
現実は残酷です。
南三陸町 志津川

津波に襲われた時刻でしょうか
津波にさらわれた掛け時計。津波が襲来した時刻でしょうか。

南三陸町 志津川
6.5Mの津波を想定して造られた頑丈な水門も巨大津波の前では無力でした。

公立志津川病院
志津川病院の4階まで津波がきたそうです。患者さんと看護士さん78名がお亡くなりになりました。

南三陸町
公立病院の反対側にある会館も3階部分まで津波が到達しています。震災当日300名のお客様
がいらっしゃったそうですが、幸い全員屋上に避難して、無事でした。

南三陸町 八幡川
川の中には、今も大量のがれきや車が沈んだままです。 
南三陸町 志津川地区

南三陸町 志津川 
被災した建物や車の中に、生存者がいるかどうかの確認がなされ、確認日をスプレーで記しています。

写真から津波の破壊力のすごさをはっきりと感じることができたと思います。
津波はあらゆるものを飲み込み、破壊し、破壊したものを巻き込みながら威力を倍増させます。
地震による家屋の倒壊はほとんどなかったにも関わらず、津波にやられた。これが現実です。

周囲を海に囲まれた日本は、地震だけでなく津波に対する認識を新たにして、十分な対策を
計らねばなりません。このような被害をこれ以上出してはいけません。

投稿日時:2011.04.14(Thu) 21:43:47|投稿者:tokunaga

南三陸町 志津川地区 1

穏やかな海が、これほどまでに豹変しようとは誰も想像できなかったことでしょう。

南三陸町の高台から志津川地区を望むと、元々はのどかな港町がそこにはあったと想像できた。

しかし、眼下に広がる景色は、すべての建物が破壊され、がれきの海と化した町の姿であった。

想定をはるかに超える大きさの津波が町のすべてを一瞬にして飲み込んでいった。

人を、船を、商店を、家を、車を、生活の全てを奪い去っていった。

まるで、そこで暮らしていた人々の証を消し去るかのように。



東日本大震災の報を受けて、被災された地区の人々に何か有効な支援をしたい。
震災以来ずっと考えていました。

そして、先週読んだある記事がきっかけとなり、宮城県 南三陸町に物資を直接届けることを思い立ち、日々の食料に不自由しているその地区に、必要としているものを直接手渡すことにしました。

今実行に移さないと、行く機会を失ってしまうかもしれない。
何もしないまま、週末を宮崎で過ごす気分にはなれませんでした。

被災者にとっては小さな援助に過ぎませんが、今できることを実行する。
そして、現地の姿を自分の眼で確かめ、次の行動へつなげたい。

そう考えて、南三陸町 志津川を目指しました。

南三陸町 志津川地区

南三陸町 志津川地区

まるで、戦場の跡地にでもいるかのような光景です。
震災以降、変わり果てた町の姿を毎日目にしている住人の気持ちを考えると、とても複雑です。
被災された人々が現実を受け入れ、復興へと舵を切るまでには、かなりのエネルギーを要すると思います。被災された人々に希望の光を見てもらい、復興への想いを強く持っていただく為には、私たちが物心両面でサポートすることが大事だと感じました。

物的支援と精神的支援。両方の支援があれば、人々は必ず再起できると信じています。 

投稿日時:2011.04.12(Tue) 10:00:10|投稿者:tokunaga

岩手県の知人へ

昨日、東北関東大震災で被災された岩手県の知人に気持ちばかりの物資をお送りしました。
知人の会社は海岸近くに立地していた為、津波で会社が流されてしまいました。

現地に赴き、直接手渡すことができればと思っていましたが、
宅急便の配達が再開されたのを機に、託すことにしました。

先日、社長の携帯に電話したところ、全国の業界関係者からお見舞いの言葉を
いただき大変うれしく思っていますと想像以上に明るい声で話されていました。
そればかりか、宮崎は新燃岳の火山灰や口蹄疫でご苦労されていますねと
ねぎらいの言葉を頂きました。

我が身が大変な時にも、他人のことを考えることができる心のあり方。
人としてのすばらしさを思い知らされると同時に、改めて尊敬の念を抱きました。

さすが、我々の業界の全国の会長を務めあげた人物です。



 

投稿日時:2011.03.30(Wed) 22:58:43|投稿者:tokunaga

Songs for Japan

songs for japan
東北関東大震災の被災者のために企画されたコンピレーションアルバム
「SONGS FOR JAPAN」が世界各国のアルバムチャートで軒並み NO.1のセールスを記録しています。

様々なアーティストの38曲が収められたこのアルバムは、Apple iTunes storeにて購入できます。すべての収益金が日本赤十字社に寄付されるとのことです。

アルバムの購入を通して、世界中の人々から被災者を支援していただけることに、
日本人として素直にうれしく思います。



songs for japan

投稿日時:2011.03.30(Wed) 22:11:38|投稿者:tokunaga
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